熱中症を学ぼう!

子ども(保護者)への声かけ

子どもの熱中症は、乳幼児は自宅と屋外での発生が多く、児童・生徒は学校での運動中に多く発生しています。特に乳幼児は、大人よりも熱中症になりやすいことを忘れずに、日頃から注意し、涼しくする配慮をしてください。

子どもの熱中症の特徴

大人より暑さに弱い

乳幼児や小児は体温調節機能が未発達です。特に汗をかく機能が未熟で、体に熱がこもりやすく、体温が上昇しやすくなります。特に、気温が体表温度より高くなると熱を逃がすことができず、反対に周りの熱を吸収するおそれもあります。

自分では予防策が取れない

特に乳幼児は、自分で水分を補給したり、服を脱ぐなどの暑さ対策ができないことも熱中症への危険を高めます。水分や塩分の補給は保護者によって行われるため、保護者の対応が不適切だとリスクが高くなります。また、遊びに熱中してしまい、暑いのを忘れ熱中症になる場合もあります。

照り返しの影響を受けやすい

大人よりも身長が低いため、地面から照り返しの影響を強く受けます。このため、大人が暑いと感じているとき、子どもはさらに高温の環境下にいる事になります。大人の顔の高さで32度の時、子どもの顔の高さでは35度くらいあります。

車内への置き去り

子どもを自動車内に放置したことによる熱中症があとをたちません。車内の温度は、短時間で一気に上昇します。冷房をつけていても、何かの拍子で切れることもあります。季節にかかわらず、わずかな間であっても、車内に子どもだけを残さないでください。

学校

体育や部活動中に多く発生していますが、遠足・登山等、スポーツではない学校行事でも発生します。

学校

体育や部活動中に多く発生していますが、遠足・登山等、スポーツではない学校行事でも発生します。






熱中症予防のポイント

子どもの異変に敏感になる

顔が赤く、ひどく汗をかいている場合は、涼しい場所で十分な休息を取らせましょう。

水をこまめに飲ませる

水分補給は熱中症予防の基本中の基本。
水筒やペットボトルを持ち歩かせましょう。

服装を選ぶ

意識的に涼しい服を着せるようにしましょう。
暑さに応じて脱ぎ着するようしつけましょう。

絶対に、車内に子どもを置き去りにしない

ちょっとの間だけだからと油断せず、常に一緒にいてあげる心配りを忘れずに。

外出時は照り返しに注意

子どもは照り返しの影響を大人より受けることを常に意識しましょう。
ベビーカーは、地面からの位置が高いものを選ぶと、照り返しの影響を受けにくくなります。

日頃から暑さに慣れさせる

適度に運動させ、暑さに強い体を作りましょう。本格的に暑くなる前から運動することが大切です。
いつもエアコンの効いた部屋にいて汗をかかずにいると、暑さに弱くなります。

熱中症対処・判断チャート

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