どこでなりやすいの?
40歳くらいまでは屋外や運動中・作業中の熱中症発症が多い一方、年齢が上がるにつれて屋内での発生率が増加しています。
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屋外
工事現場や畑など。屋外での長時間の作業は、熱中症の危険を高めます。特に炎天下では、直射日光やコンクリートなどからの照り返しの影響も受けやすくなります。
日陰がない道路。日中歩いているだけでも、アスファルトなどからの照り返しが、地面近くの気温を上昇させて、熱中症の危険を高めます。
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屋内
風呂場や、気密性の高いビルやマンションの最上階は危険が高くなります。また、高齢者は、自宅の居室で普通に生活していても条件によっては熱中症になります。暑い日中だけでなく、熱帯夜のように気温が高い夜には、寝ているうちに知らず知らずに熱中症になることがあります。
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車内
乳幼児や子どもがなりやすいです。炎天下でなくても、閉め切った車内で冷房をきると、車内の温度は一気に上昇し、わずかな時間でも熱中症の危険が高くなります。
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学校
運動場や体育館。炎天下の運動場での活動や、体育館など高温多湿になりやすい環境は注意が必要です。また、夏休みに入り、部活動などで急に激しい活動をすることも熱中症の危険を高めます。