
リアル啓発部門 優秀賞
周南市

平成25年度より、熱中症予防を目的に市内の薬局、郵便局、ショッピングセンター等の協力機関と連携し、外出中の市民が気軽にひと涼みできる場として「涼みの駅」を開設しました。令和6年度は174か所で、熱中症予防のポスターや、チラシ・うちわ・冷却ジェルシート(市内薬剤師会提供)などの啓発グッズを設置し、熱中症予防の啓発をしました。また、啓発期間中、市広報、市ホームページ、マスメディアなどを活用した情報発信を併せて実施しました。更に昨年度に引き続き、地域住民の交流・居場所である「ふらっと食堂」と連携し、夏まつり「ふらっと食堂フェスタ」において、冷やし甘酒や啓発グッズを配付し、子どもから高齢者まで幅広い世代の方に、「涼みの駅」の周知と熱中症予防の啓発を行いました。

・熱中症のリスクが高い、子どもや高齢者への効果的な啓発を行うため、地域の子ども食堂が開催する夏まつりと連携し周知活動を行いました。 ・市内薬剤師会や市と包括連携協定を締結している企業より、冷却ジェルシートやスポーツ飲料、リーフレット等の啓発グッズの提供を受け、市民に配布しました。 ・涼みの駅の周知を行うことで、医療機関や地域包括支援センターなどから新たに開設協力の申請があり、熱中症予防の環境整備の輪を広げることができました。 ・「涼みの駅」の開設を長年続けることにより、協力機関の中には、熱中症警戒アラート発令時にショートメッセージで会員へ注意喚起を行うなど、熱中症予防の啓発意識の向上につながりました
平成25年度に、だれでも、気軽に、ひと涼みできる「涼みの駅」を開設し11年になります。きっかけは「暑い夏、薬局で涼めると助かる」という住民の声で、周南市健康づくり推進協議会と協働で始めました。当初は、市内の薬局98か所でしたが、現在は、174か所まで増え、最近は医療機関や大学など協力機関も広がり、たくさんの市民の皆様が涼みの駅を利用されています。取り組みが続いているのも、快く開設してくださる協力機関と利用してくださる市民の皆様のおかげです。また、このような賞をいただくことも励みとなります。今後も、市民の皆様が暑さから身を守る取組みを進めて参ります。この度は本当にありがとうございました。