企画・アイデア啓発部門 最優秀賞

所沢市役所

令和6年度は、クーリングシェルターの指定も始まり、今まで取り組んできた熱中症対策とはまた違った角度から熱中症対策に取り組みました。その中でも、令和4年度から開始した「熱中症警戒アラート発表時ののぼり旗による注意喚起」をはじめ、「環境部門と合同での展示」などを行いました。また、今まで取り組むことが出来ていなかった、熱中症ハイリスク者であるお子さんを対象としたアプローチとして、「子育て世代向けの展示」や、市民プールで開催されました「市民プール祭」での普及啓発活動を行いました。

・「熱中症警戒アラート発表時ののぼり旗による注意喚起」については、高齢者に伝わる方法として開始しました。令和6年度には高齢者がよく利用される高齢者福祉施設だけでなく、クーリングシェルター施設にも依頼することで、46施設で掲示することができました。 ・「市民プール祭」では、熱中症啓発物品の配布に合わせ、「熱中症警戒アラートが発表された場合、効果的な周知方法はどれ?」とのアンケートに答えていただきました。小中学生では、防災行政無線、保護者世代ではSNSとの回答が多い傾向にあり、世代によって効果的な周知方法を知ることが出来ました。中でも、ある中学生からは、一番効果的な方法は友人や知っている人から「気を付けて」って言われることだ、との声がありました。熱中症声かけプロジェクトの目的のひとつでもある「声かけの絆づくり」についても取り組みに反映させていきたいと思います。 ・環境部門との合同での展示では、熱中症に関する情報だけではなく、私たちを取り巻く環境にも目を向けていただくことができました。また、子育て世代向けの展示では、めくると答えが隠れているクイズを展示し、楽しんでいただける工夫を行いました。

この度は、最優秀賞という素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。 令和4年度は「イベント部門」で優良賞、令和5年度は「職場啓発部門」で優秀賞、そしてとうとう「企画・アイデア部門」で最優秀賞をいただきました。 以前は、毎年同じ内容で取り組んでいた熱中症対策でしたが、熱中症声かけプロジェクトと出会い、啓発物品を活用した熱中症対策を実施したことがきっかけになり、より効果的な周知方法や取り組みはなにかと考えるようになりました。この出会いが、今では庁内へ広がり、多くの所属で熱中症対策や周知啓発に取り組むきっかけとなっています。今後も、この出会いを大切にし、熱中症対策の輪を広げていきたいと思います。