リアル啓発部門 優秀賞

鳥取県立米子産業体育館

例年同様のWBGTの計測や、デジタルサイネージ、ポスター表示などの活用に加え、昨年に引き続き原点に立ち返って利用者へ熱中症予防のための声かけを徹底しました。(画像1) 期間中、鳥取県が発する熱中症情報を確認し、熱中症警報が出たときは受付時にこまめな休憩、水分補給を心がけてもらうよう注意喚起を行い、特別警報が出た場合には職員で館内を巡回し、体育館では注意喚起のための声かけを直接利用者に行うこととしました。 さらには月一回の体育館利用調整会の際にも、熱中症に対する心構え、対応等を説明してきました。(画像2) ホール休憩スペースには大型扇風機を設置し、適宜クールダウンをしていただく場所を提供し、感染症予防で密にならないよう座席配置も工夫しました。 更衣室にも扇風機を設置し、着替え時やシャワーを浴びた後に心地よくくつろげる環境を整備しました。(画像3)

県の指定管理者施設として、限られた予算の中で熱中症予防のために何ができるかを考えたときに、最大限活用ができることはマンパワーであることを思いたち、2017年から熱中症予防に取り組んできました。 利用者との日常会話におけるちょっとした声掛けの積み重ねが、熱中症予防に確実につながったのではないかと思っています。 利用者と職員が一丸となって熱中症対策を行うことで、暑い時期でもスポーツでリフレッシュすることができたと思っております。 この取組成果が実を結び2024年度も熱中症による体調不良を訴える利用者の方も無く、救急車による搬送もありませんでした。

この度はリアル啓発部門優秀賞に選出いただき、ありがとうございます。 職員ひとりひとりが熱中症に対する意識を高く持ち、利用者の方に様々な場面でこまめに声掛けを行ったことが、評価につながったのではないかと思っております。 2017年より毎年選出いただき、今回の受賞をさらなる励みとし、より一層の予防体制に取り組んでいき、このプロジェクトの目標とする熱中症ゼロを継続したいと思っております。