
熱中症対策アドバイザー部門 優秀賞
石井 ゆかり

一般社団法人日本ポニーベースボール協会のインスタグラムの投稿をご覧になったポニーリーグ協会に所属の選手や保護者の方々が試合会場などで熱中症から選手を守るために準備、実践をして下さいました。 当連盟では熱中症の取り組みは各チームへ個々のアイディアで実践を促していました。関東連盟所属の将門ポニー(茨城)の例を挙げます。 ①各家庭で牛乳パックで凍らせたオリジナルの「氷柱」を作ってもらい、試合当日集めた。 ②試合のベンチ裏で、クーラーボックス入れた冷タオルや氷のうを頻繁に首やわきの下に充ててクールダウンを行った。 ③常温の経口補水液を準備。飲みすぎない量をコップに入れて試合中に給水した。 ④運搬に使った段ボールで大きなうちわを作り、ベンチ内のスタッフが仰いで体温を下げた。冷房器具のない試合会場で役立った。 ⑤オロナミンCとポカリスエットを1:1で混ぜた、必勝ドリンク「オロポ」を紙コップに入れで配り、栄養補給に務めた。

2024年7月7日記事公開 閲覧数1万3455、保存数30 多くの方に関心を持ってもらえたと思います。 将門ポニーの例を挙げるとポニーリーグ全日本選手権大会で全国3位に入賞。 気温30度を超える猛暑で5日間4試合のスケジュールでしたが保護者の準備と対策により選手たちが試合でベストパフォーマンスを発揮、春の全国大会3位に続く好成績を収めました。 また保護者の熱意に応えようと、控えの選手たちも自主的に行動。 控え一塁手の飯山僚太選手はベンチ内で仲間の首を冷やしたりドリンクを運ぶなど熱中症対策を自ら実践。他の選手の見本となりました。 2季連続の全国3位という功績は熱中症対策が成功した結果だと言えます。 今回受賞のアドバイスにより、熱中症への関心が高まり事故防止の注意喚起になりました。 *実践例を紹介してくれた将門(まさかど)ポニーprofile 2016年創部。坂東市立ポニーリーグ猿島球場を拠点に活動し、チーム名は坂東市ゆかりの武将・平将門が由来。2024年全国大会で春夏3位。木村勝彦代表、瀬田利浩監督、加藤敦郎コーチ、羽田勝コーチ。公式インスタグラム @masakado.bbc
この度は優秀賞を頂きありがとうございます。 2024年6月一般社団法人日本ポニーベースボール協会でスポーツライターの樫本ゆきさんが熱中症対策アドバイザーの私を取材して下さり、ポニーベースボール協会のインスタグラムで熱中症対策を啓蒙する投稿を作成頂きました。 今回の受賞にあたっては投稿がチームに齎したフィードバックを樫本さんを通じて質問回答致しました。 記事作成投稿し、猛暑の中で取材をされた樫本さん。 投稿を読み選手達のために熱心に熱中症対策に取り組まれた将門ポニーの父兄の皆様のご協力なしでは受賞できなかった賞です。 みなさまのおかげでこの賞を頂くことができました。ありがとうございました。