団結啓発部門 優秀賞

井原市立県主小学校

本校教職員の熱中症対策の合い言葉は「51WD!」 「教職員・児童・園児の51人,一人一人の判断で熱中症対策に取り組むことが大切」をテーマに,年々激しくなる高温傾向の気候に対処した。 1 教職員が「自走」できる環境づくり  ①暑さ指数に応じた「校内の活動基準表」の修正・掲示  ②教職員研修(暑さ指数計の使い方,判断の仕方等を共通理解) 2 児童が「自走」できる環境づくり  ①暑さ指数による顔マークの掲示  ②暑さ指数とその後の活動への注意喚起

工夫したポイント 1 教職員が「自走」できる環境づくり  ①暑さ指数に応じた「校内の活動基準表」の修正・掲示  ②教職員研修(暑さ指数計の使い方,判断の仕方等を共通理解) ※隣接する幼稚園ともICTを活用し,暑さ指数を共有し,水泳シーズンに対策を徹底。 2 児童が「自走」できる環境づくり  ①暑さ指数による顔マークの掲示  ②暑さ指数とその後の活動への注意喚起 取組成果 1 教職員の安全意識の向上  「暑さ指数を計測し判断するのが保健主事」という固定観念を打破し,教育活動に対して,全教職員が責任をもって安全対策を行う風土を培うことができた。6~9月には早朝より高温になるため,教職員一人一人が暑さ指数計を使い判断するシステムが有効に働いた。安全をキープした教育活動を展開できたことは大きな成果。また,近隣の幼稚園教職員とともに活動できたことは有意義だった。 2 暑い時期の活動への児童の納得感の向上  校内の表示や放送による情報を得て,自分自身で活動を選択する姿が,業間・昼休みに増えた。そして,児童は各々の活動に安全に取り組む・外での活動を控えて身を守るという行動が定着した。

昨年度に引き続き受賞させていただき,心より御礼申し上げます。 私たち教職員は,年々の気温上昇に伴う熱中症対策に,保健主事を中心に全員で取り組んでいこうという風土の定着を喜ばしく思っております。そして今年度は,児童が自主的に熱中症対策に取り組めるようになったことが,成果であると感じています。 2025年もより暑くなりそうです。本校では,51WDで対応していこうという気運が高まっています。