熱中症対策アドバイザー部門 優秀賞

平地 雅子

私は音楽健康指導士の資格を持っています。 同じ資格を持っている仲間と「ASoVo俱楽部(アソボクラブ)」というボランティア活動を滋賀県湖南市にて行っています。 主な活動は、月に二回、シニア世代の市民向けに「お口の体操~のど筋トレ~」を指導しています。 その活動時間内に、夏の暑い時期はもちろんのこと、急に気温が上昇した日などに、熱中症予防について参加者の皆さんに啓発しました。

①活動紹介の写真にもありますが、一つの体操が終わるごとに「水分補給をしてください」と呼び掛けて、年間を通してこまめな水分補給を促しています。 ②春先に急に気温が上昇したときには、暑熱順化の効果について皆さんに説明しました。 ③夏場の特に暑い時期には、「熱中症対策アドバイザー講座」で学習した「脱水状態の簡易チェック方」を取り上げました。実際にご自身の爪や皮膚で試してもらい、いつでもどこでも誰でも脱水状態になっていないかをチェックできることを覚えてもらいました。 ④塩分補給できるタブレットを参加者さんに配布して、水分補給とともに塩分補給の大切さも啓発しました。 ⑤地元の老人クラブに出張講座に行ったときに、簡単な「熱中症予防クイズ」をしました。肩ひじ張らず気軽に参加してもらい、わかりやすい解説を加える工夫をしました。皆さんの理解が深まり、「今日から実践できる」と喜ばれました。 以上のような取り組みのおかげか、体操をしている時間中に熱中症の症状になった方は、今までに一人もおられません。安全に活動が続けられていることが何よりの成果だと思っています。

思いもかけない受賞にびっくりしています。 ともに活動している仲間に報告したところ、皆さんからも祝福されました。 私一人ではなく、ASoVo俱楽部全員でいただいた賞だと思って、ありがたく受け取りたいと思います。 これから、ますます熱中症対策が必要な気象条件が危惧されていますので、受賞をばねにして、啓発活動を広めていきたい所存です。