賛同会員からの活動報告
投稿日:2026/03/19
会員名:小山市役所 健康増進課
タイトル:知る・備える・予防する クーリングシェルターの普及と熱中症予防啓発の取り組み
期間:2025年04月01日~
2025年10月31日
取り組み内容:
小山市では年3回の熱中症対策関係者連絡会議(以下、会議)を開催しています。R6年度の振り返りとして「クーリングシェルターについてまだまだ周知がされていない。市民も存在を知らない人が多いため周知啓発も含め、地図でクーリングシェルターの場所がわかるようにできるとよい」といった意見が上がりました。そのため、R7年度にはクーリングシェルターの概要や、クーリングシェルターの場所が表示された市内の地図にアクセスできる、「独立行政法人環境再生保全機構」のサイトのQRコードを掲載したポスターを作成しました。ポスターの内容は会議の中で検討しながら決定しました。また、ポスターは医師会・歯科医師会・薬剤師会及びクーリングシェルターと連携し周知啓発を行いました。 各クーリングシェルターとも連携を図るため、直接一つ一つに出向いて熱中症の危険性や対策の方法、熱中症警戒アラートと特別警戒アラートの説明を行いました。6月には職場における熱中症対策の強化について義務化が行われたこともあり、クーリングシェルターの利用者に限らず、現場における職員自身の熱中症対策についても啓発をすることができました。
工夫したポイント:
クーリングシェルターについての情報と合わせて、「エアコンをつけていても熱中症になってしまう方が多い」という市の特徴に合わせた予防啓発ポスターを作成しました。「熱中症かも」と気が付くことが、まず重要であるため、熱中症の症状や困った時に活用できる手段について、どのように伝えると良いか会議で検討しました。また、市内のラジオ「おーらじ」で熱中症情報の発信をしていることについても記載しました。 各クーリングシェルターへ出向いての説明は、短時間でポイントを伝えられるよう、施設内で熱中症の疑いのある方が発生した場合の対応などについて資料を活用しながら説明を行いました。
SDGs達成につながるアクション:
本取組では、より多くの方へ熱中症の周知啓発を行うために、地元のテレビ局と連携し、クーリングシェルターや熱中症予防のポイントについてお伝えすることができたと考えます。これは、SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」に寄与するアクションと言えます。 また、地域の様々な場所からクーリングシェルターに関する情報を発信したことは、安心して住み続けられる地域づくりにも関わっており、目標11「住み続けられるまちづくりを」の推進にもつながります。ラジオやテレビでの啓発、ポスターやチラシのホームページ上での発信、施設や企業等へのメールでのデータ配信の取り組みは、環境資源の節約にもつながり、SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」に寄与しています。
取組成果:
作成したポスターは、医師会に98部、歯科医師会に70部、薬剤師会に50部、R7年度に追加で登録となったクーリングシェルターに8部の合計226部配布しました。 令和7度の熱中症による救急搬送者数は全国では最多となりましたが、小山市では令和6年度と横ばいと推移しています。熱中症対策の取り組みが、患者数の増加を抑制することにも繋がったのではないかと考えられます。 R7年度は熱中症特別警戒アラートの基準地点の見直しがあったほかに、6月の熱中症患者が増加しており、長く暑い夏が今後も続くと予想されます。そのため、小山市でまだ運用していない市民が気軽に立ち寄って涼むことができる「涼みどころ」の指定を検討しました。指定の準備段階として、既にクーリングシェルターをして指定されている施設に対する意向調査を実施しています。