賛同会員からの活動報告

投稿日:2026/03/19


会員名:一般社団法人 日本宅配水&サーバー協会


タイトル:水分補給に関するアンケートを実施


期間:2025年10月01日~ 2025年10月29日


取り組み内容:

一般社団法人日本宅配水&サーバー協会では、これまで継続的に水分補給に関する実態調査を実施し、生活者の飲料行動や意識の把握に取り組んできました。
その中で、2025年6月に職場における熱中症対策の強化が図られたことを受け、本年は調査設計を大幅に見直し、熱中症に関する設問を拡充。個人の水分補給行動に加え、発症経験、対策実施状況、職場での取り組みなど、より実態に踏み込んだ調査を実施しました。
その結果、90.9%がこまめな水分補給を実施している一方で、16.6%が熱中症またはその予備群を経験しており、“実施していても防ぎきれていない”という新たな課題が明らかとなりました。また、職場で新たな対策を実施した企業は27.9%にとどまり、社会全体として対策の質と浸透に課題があることも可視化されました。


工夫したポイント:

本取り組みでは、一般的なアンケート会社によるモニター調査に依存せず、プレゼントサイトを活用して広く一般生活者から回答を募った点が大きな工夫です。これにより、特定の調査パネルに偏らない、より実生活に近い多様な声を収集することが可能となりました。特に水分補給や熱中症対策は日常行動と密接に関わるテーマであるため、生活者のリアルな実態把握に重きを置いた設計としています。
また、「回答する動機づけ」と「回答のしやすさ」を両立するため、プレゼント企画を通じて参加ハードルを下げつつ、設問数21問の中で熱中症関連の設問を強化。2025年の職場における熱中症対策強化を背景に、個人・家庭・職場という複数の生活シーンを横断して実態を把握できる構成としました。


SDGs達成につながるアクション:

本取り組みは、SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」を中心に、水分補給を軸とした生活行動全体の可視化と、その改善に向けた基盤づくりに貢献しています。調査では、日常的な飲料選択、マイボトルの利用、家庭および職場での水利用、さらには熱中症対策や備蓄意識に至るまで、生活に密接に関わる幅広い行動実態を把握しました。これにより、健康維持に不可欠な水分補給を「習慣」として定着させるための課題を多面的に捉え、誰もが実践できる持続的な行動の重要性を社会に提起しています。
また、マイボトル利用の拡大や飲料購入行動の実態把握は、使い捨て容器の削減や資源循環の意識向上につながり、目標12「つくる責任 つかう責任」や目標13「気候変動に具体的な対策を」にも寄与します。さらに、飲料のローリングストックや非常時の水供給に対する意識の把握を通じて、災害時に備えた生活基盤の強化という観点からも社会のレジリエンス向上に貢献します。
本取り組みは、単なる健康対策にとどまらず、水を中心とした生活行動全体を見直す契機を提供し、持続可能な社会の実現に向けた多面的な価値創出につながるものです


取組成果:

本取り組みの最大の成果は、水分補給に関する従来の認識を一歩進め、「実施されている対策の質」まで踏み込んだ課題を可視化した点にあります。2025年の調査により、90.9%がこまめな水分補給を実施しているにもかかわらず、16.6%が熱中症またはその予備群を経験している実態が明らかとなり、「対策は浸透しているが十分ではない」という新たな視点を社会に提示しました。
また、職場における熱中症対策の実施率が27.9%にとどまることや、ウォーターサーバーの有効性に対する一定の評価(45.2%)など、個人と組織双方における課題と可能性を具体的な数値として示すことができました。これにより、従来の注意喚起型から、環境整備を含めた実効性の高い対策への転換を促す根拠を提示しています。
本調査は10月の実施であるため、当該年度内での大規模な施策展開には至っていないものの、生活者および企業双方の行動実態を横断的に把握したことで、次年度以降の具体的な熱中症対策の設計に資する基盤を構築しました。調査を通じて社会課題を再定義し、次の行動を生み出す起点となった点が本取り組みの成果です。


参考URL: https://jdsa-net.org/data/enquete-2025/