賛同会員からの活動報告

投稿日:2025/03/28


会員名:小山市役所 健康増進課


タイトル:ワンチームで一致団結!市民に発信!熱中症予防!


期間:2024年04月01日~ 2025年10月31日


取り組み内容:

小山市では年に3回、官民連携会議として「熱中症対策関係連絡会議」を行っています。
会議のメンバーには、医師会、庁内の職員、消防職員、病院職員、郵便局、包括連携協定企業で構成されています。
令和5年度の小山市の救急搬送状況や天候、市内のイベント状況をもとに、小山市の熱中症患者の発症についての特徴を見出し、今年度の対策を一緒に検討していきました。令和5年度の搬送状況等を踏まえ、小山市の今年度の活動テーマは「暑熱順化」「エアコンを我慢してしまう高齢者へのアプローチ」としました。
「暑熱順化」では暑熱順化のチラシ、ポスターを使用し、4月開催のイベント時(健康ウォーク)から熱中症予防について啓発しました。
又、「エアコンを我慢してしまう高齢者へのアプローチ」では、高齢者が目を引くチラシの内容、配布場所を検討し、別紙のチラシを作成しました。検討した結果、新たに市内約20か所の郵便局にて、チラシを配布や声掛けをしていただきました。また、市の情報を発信しているコミュニティFM局「おーラジ」とも協力し、熱中症啓発期間中、毎朝熱中症情報を発信しました。


工夫したポイント:

小山市で作成したチラシの中には、R5年度の救急搬送状況や、熱中症予防のキャッチフレーズ、予防方法を目を引くようにまとめる工夫も行いました。さらに、啓発場所として、特に高齢者が集う市内の施設にもチラシポスターの掲示を行いました。
また、会議のメンバーである郵便局職員から、年金支給日に来る高齢者へのアプローチも効果的ではないか、と意見がでたことから、市内約20か所の郵便局にて、年金を受け取りに来た方に、直接の手渡しと声かけを行いながら、チラシを配布しました。
ローカルラジオでの啓発では、暑さ指数などのわかりにくい内容を、誰でもわかりやすいように伝えました。また、啓発チラシには毎日市のコミュニティラジオで暑さ指数などの情報を発信していることも記載する等の工夫をしました。


SDGs達成につながるアクション:

熱中症対策関係連絡会議の中で救急搬送者の割合の高い高齢者へのアプローチについて、民間企業からの意見を取り入れ、より効果的な方法で熱中症の情報を高齢者に届けることができました。また、市のコミュニティラジオで毎日情報を発信していただくことで、市民がより身近に情報を受け取っていただけたのではないかと考えます。


取組成果:

熱中症対策が行政だけでの取り組みではなく、市内の包括連携協定事業者とも連携し、熱中症予防対策の重要性を理解していただいたことで、これまで行政が踏み込めなかった市民にも啓発を行うことができた。