賛同会員からの活動報告
投稿日:2024/11/21
会員名:世田谷保健所
タイトル:【世田谷区】世田谷区の熱中症予防対策事業
取り組み内容:
① 区独自のクーリングシェルター「お休み処」を過去最多の区内286か所(公共施設75か所・民間施設211か所の計286か所)に設置し、一部施設にはペットボトル飲料を用意の上、炎天下の外出時の休憩および水分補給の機会を提供しました。 また、今年度より新たに一部民間施設での塩分タブレットの提供、お休み処施設一覧の地図アプリ(BIツール)の作成・公開などの取組みを行いました。 ② 民生委員やあんしんすこやかセンター、区職員等の高齢者宅への訪問活動を行う際、液晶温度計のついた「熱中症予防シート」を32,000枚配付し、暑さを自覚しにくくなりがちな高齢者等への夏の気温上昇に対しての注意喚起を行いました。 ③ 町会・自治会回覧等にあわせ「熱中症予防啓発チラシ」を65,000枚配布し、熱中症への注意喚起を行うとともに、熱中症が疑われた場合の対処方法の周知に取り組みました。 ④ 国及び東京都より、「熱中症特別警戒アラート」の連絡体制について示されたため、これを踏まえた区における情報連絡体制について決定しました。 ⑤ 官民連携による予防啓発(別レポートにて提出)
工夫したポイント:
・区の公共施設だけでなく、薬局を始めとした非常に多くの民間の事業者様の協力を得てお休み処を設置し、官民あげて熱中症予防の啓発に努めています。 ・熱中症予防「お休み処」の場所、熱中症予防のポイントや注意事項などの情報を盛り込んだ「せたがや涼風マップ」を作成して、公共施設の窓口、熱中症予防「お休み処」等で配布するほか、区のお知らせやホームページ、SNSで周知しています。
SDGs達成につながるアクション:
お休み処の設置により、区民の健康の保持に寄与する(ゴール3) 区民が熱中症のリスクを認識し、熱中症に対する危機意識を高める(ゴール13)
取組成果:
熱中症予防「お休み処」事業は平成23年度から14年目、「せたがや涼風マップ」は平成24年度から13年目と熱中症予防対策の啓発を継続して行っております。特にお休み処やお休み処の黄色いのぼり旗は、区民の皆さんに定着してきております。今年も多くの区民の方にお休み処を利用していただいていて、反響が大きかったです。お休み処を利用された区民からは「暑い中、冷たい水と座れるところがあるので助かる」「お休み処があるので安心して外出できる」といったお声をいただき、区民の熱中症予防行動につなげることができました。