賛同会員からの活動報告

投稿日:2024/07/17


会員名:倉敷中央病院付属予防医療プラザ


タイトル:予防は重要!対策向上つなげ隊


期間:2024年06月26日~


取り組み内容:

当施設の基本方針の一つである『地域住民に専門性を生かした身体活動・生活指導などの健康教育を行う疾病予防拠点を目指す』ことを目的とし、毎年熱中症対策を健康教室の一環として実施している。今回は専門的知識向上と日常生活に活かせる対策を体得していただくべく、倉敷市民の方を対象に市民講座として「防ごう、熱中症!~予防と初期対応のワンポイントアドバイス~」を実施した。講師は救急科医師と薬剤師が担当し、救急科医師からは熱中症の基礎知識からワンポイントアドバイスを講義様式で行い、薬剤師からは日常生活でできる対策をcall&responseの参加様式で実施した。救急科医師からの説明では病態から初期症状を含め詳細に講義を行ったため、特に疾患をお持ちの方は自分自身がどのような対策を実施すべきか理解していただけたと思われる。熱中症の幅広い内容を取り入れることにより、より一層の対策に努めていただくように啓蒙活動を実施した。救急科医師から講義を行っていただくことにより熱中症の怖さと予防の重要性を伝えることを取り組んだ。


工夫したポイント:

健康教室で熱中症対策を看護師、薬剤師、運動指導士が毎日30分で実施しているが、今回は救急科医師と薬剤師から専門性および対策に焦点を当て60分の講義および参加様式で内容の充実化を行った。熱中症の病態から初期症状を含め詳細に救急科医師から説明を実施していただくことにより熱中症の対策の必要性について自分ごととして取り組んでもらえるように工夫を行った。特に見過ごしてはいけない症状、対応策、熱中症の怖さそして予防の重要さ伝えた。聞いた、知っている、実践できるまでにレベルUPすることは容易ではない。実践できる=熱中症を防ぐことに注力していただける内容にすべく救急科医師からの講義後、薬剤師から参加型の質問形式を組み込むことにより知識の定着化をはかった。


SDGs達成につながるアクション:

当院栄養士監修のオリジナルの熱中症対策ドリンクレシピ・アイススラリーを公開し、マイボトル持参を提案した(ゴール12,14)


取組成果:

定員を超える108名の参加があり、年齢は7ヶ月の赤ちゃんから高齢者まで幅広く、倉敷市のみならず様々な市町村から参加していただき大盛況であった。質問も多岐にわたり多くの方が自分自身のできる熱中症予防を体得できたと考える。アンケート結果では、「内容がとても分かりやすく、ためになった。」「話を聞いて、とても参考になりました。実行したいと思います。」「熱中症の怖さを知りました。少し安易に考えていました。対処法が分かりました。十分に気を付けて過ごしたいと思いました。」など97%の方から満足との回答が得られた。さらに配布資料を`家族、友人へ′との希望が多く、参加していただいた方以外への周知も実現できた。